肋間神経痛の症状のうちの1つ、咳が出ることとガンは関係あるのでしょうか?肋間神経痛の症状には「咳が続いたり、大きな動作をした時に、背中や胸がピリピリ痛む」という症状があります。でも、これと同じような症状が出る病気(疾患)があるんですね。そして、その一つにガンがあります。
似た症状が出る病気に「ガン」があると聞けば、気になりますよね?ということで、この記事では肋間神経痛とガンの関係についてまとめてみました。
肋間神経痛と咳とガンから来る咳
知らないでいるうちにひっそりと身体のどこかにできるガン。ガンができてそれが脊髄などに転移していた場合にも、肋間神経痛の場合とと同じような症状が出ることがあります。
「え?じゃー、どうやって見分ければいいの?」
はい、肋間神経痛の「咳」なのか、ガンからくる「咳」なのかは、下記の点で判断できます。でも、やはり専門医にきちんと診ていただくことが一番ですので、その前の判断方法の一つとしてご参照ください。
- ガン性疼痛(トウツウ)(ガンからくるうずくような痛み)の場合は、咳が出る時だけでなく、痛みが持続します。
- 横になっていると胸が苦しく感じることがあり、起き上がっていた方が楽に感じる。
他には、同じ「咳がでる症状」でも、「肋骨骨折」や「圧迫骨折」などがあります。一概に「ガン」とも「肋間神経痛」とも言えないわけです。ですので、やはり病院でしっかり検査をしていただくことをおススメします。
肋間神経痛による咳と、肺ガンによる咳
比較しやすいように、「肋間神経痛の「咳」なのか、ガンからくる「咳」なのか」と前述しましたが、これも、そして、良く耳にする「肋間神経痛になって咳が出るようになった」ということは、正確には間違いなのです。
それは、肋間神経痛になったから咳が出るのではなく、喘息で、長時間咳が続いていたり、気管支炎や酷い風邪で咳が幾日か続いてしまった場合、咳のしすぎで肋間神経痛になる事があるからです。
つまり、咳をすると胸郭が大きく運動しますね。その結果、肋間筋が強く緊張するんです。その緊張を繰り返されることで、肋骨や肋間筋を走る神経を圧迫してしまうんですね。それが原因で、肋間神経痛になることがあるのです。そして、咳をするたびに痛みが走るという肋間神経痛の症状が出るわけです。
以上のように、痛みを伴った咳こみには、肋間神経痛だけでなく、他の病気も考えられるのですが、可能性としては、ガンではないことの方が圧倒的に多いので、必要以上に神経質にならないでください。
でも、もしも、心配でしたら、病院に行って検査してください。検査してガンではないとわかれば、あなたも安心ですよね?他の
病気かもしれませんし、自分の今の症状が来ている真の原因をはっきりさせれば、不必要な心配をすることもなくなり、安心できると思いますので、面倒と言えば面倒ですが、一度病院へ行って診ていただくことがおススメですし、大切です。