肋間神経痛の症状と乳がんの症状の違いは?肋間神経痛の症状である痛みは、乳がんの痛みの症状とよく似ているため、違いがわからなくて、もしかしたら乳がん?と心配になる人も多くいらっしゃると思います。あなたもそうではないでしょうか?
実は、おおまかになのですが、簡単な見分け方で、肋間神経痛の症状とと乳がんの症状を、見分ける方法があるんです。ということで、肋間神経痛の症状と乳がんの症状との違いをまとめてみました。
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肋間神経痛の痛みを乳がんの痛み方の違い
肋間神経痛の症状
- 不意に胸に鋭い痛みがはしる。
- 刺されたような痛みが走る。
- 「上半身を動かす、ねじるような動きをする、腕を動かす」そんな動作をした時に、背中や胸にビキッと痛みが走る。
- 脇の下や脇腹に、刺すような痛みが走る
そして、その痛みはしばらく続くわけです。
一方、乳がんの痛みは、上記肋間神経痛の症状である痛みの出方、つまり、身体を動かしたときに痛みが出るのではなく、いつからか分からないけど、気づいたら痛みが出ていたというのが、乳がんの痛みの症状です。
そして、その痛み方は、持続的なのが基本で、じっとしていれば痛みが無くなるわけではありません。
でも、症状の出方、痛みの程度は人それぞれです。それと、乳がんになったからといって、すぐに痛みが出るというものでもありません。ですので、返って痛みがないから安心というわけでもありません。というのも、痛みが出るのはガンが進行して酷くなってからがほとんどなのです。
肋間神経痛と乳がんの痛みが軽くなるタイミング
「血流を促すと同時にストレッチ効果のある体操をして、自律神経と栄養状態を整えるようにしていたら、徐々に痛みが軽くなってきた」という場合ならば、それは肋間神経痛であり、ほぼ乳ガンの可能性はないと思えます。
肋間神経痛というのは、文字通り原因は神経性です。ですので、交感神経がおちついている状態なら、痛みは緩和されるのです。
一方、乳がんの場合は、肋間神経痛とは逆に、痛みが持続します。ストレッチをして筋肉を緩め、リラックスしても、痛み方が変わらない場合は、病院へ行って診てもらいましょう。
注意点としては、乳がんの場合も、痛い時期とそうでない時期とが不定期にある場合がありますので、気になるようでしたら、まずは病院へ行くことをおススメします。
肋間神経痛と乳ガンの見た目の違い
肋間神経痛の場合は、身体を見ても異常は全く見当たりません。一方、乳がんの場合は、下記のような異常が見つかる場合があります。
- 乳房に赤い斑点ができている
- 乳房の毛穴が赤~オレンジのように見えて目立つ
- 「脇や胸のあたりに赤い線が走っている
- 乳房の一部に膨らみがある
- 乳房にエクボのようなへこみがある
- 片方の乳房だけが異常に大きくなった
ただし、腫瘍がまだ小さい、しこりのない浸潤タイプだったりすると、見た目ではわからないこともあるので、やはり要注意です。
肋間神経痛、乳ガン以外での胸の痛み
胸椎椎間板ヘルニアによる胸の痛み
胸椎ヘルニアの症状にも胸の痛みがあります。その場合、安静にして、ブロック注射や痛み止めが一般的です。痛みが日常生活に支障をきたすほど酷ければ、手術をススメめられる場合もあります。でも、安静していれば症状が改善する場合もあるので、急いで手術を決める必要はないと思います。
胸膜炎による胸の痛み
胸膜炎も症状として、胸が痛くなることがあります。胸膜炎だった場合、安静+抗炎症剤の投与が一般的です。
とくに原因がはっきりしない胸の痛み
病院で検査してもらっても原因が分からない場合は、漢方薬や痛み止め、シップなどが処方されます。また、筋の緊張をほぐすようなストレッチの指導やマッサージなどが一般的な治療方法です。
胸の痛み・まとめ
「胸が痛い」という症状には、肋間神経痛だけでなく、他にもさまざまな病気(疾病)が原因で、胸に痛みが出るわけです。痛みの根本である病気が異なっていれば、治療方法もそれに合わせて違ってくるのは当然です。
ひとまず、病院に行ってきちんと診断してもらうことが、隠れた病気を見逃さない為にも、一番大切なことだと思います。あなたもそう思われますよね?