筋膜リリースで、痛みの原因が分かりずらい肋間神経痛の改善をはかりましょう。筋膜リリースとは肩こり腰痛に良いとされる痛み軽減ストレッチの一つです。それは肋間神経痛の改善にも効き目があります。全身を覆う筋膜のゆがみをなおし、あなたも肋間神経痛の改善を目指しましょう!

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肋間神経痛の改善に筋膜リリースの理由

なぜ筋膜リリースなのか。それは、肋間神経痛症状というのは、一言でまとめると「圧迫された神経が痛みの信号を脳に送ることで感じる 痛み」です。そして、肋骨神経痛の症状とは?肋間神経痛との違いでも書きましたが、肋間神経という神経が圧迫され、痛みだと脳に信号を送っているんですね。

そして、肋間神経がその感覚を担当している部位は、ほぼ上半身と言っていいほど広い範囲だとも肋骨神経痛の症状とは?肋間神経痛との違いで、お話しました。ですので、そういう場合こそ、筋膜リリースの出番なのです。

但し、気を付ける点は、単なる神経への圧迫からくる肋間神経痛でなく、病気からくる痛みの場合です。ですので、まずは病院で診ていただき、そういった病気がないのに痛みが続く、時々出る場合に試してみてください。

勿論、筋膜リリースを試して、万が一痛みが酷くなったりする場合は、中止して、やはり病院へ行かれることをおススメします。要は、他のストレッチと同様、ムリの無いようにおこなってください。

筋膜リリースとは

筋膜とは

カラダ全体を覆う膜のようなものです。筋肉の一つ一つも覆っていて、人の形をかたどっていると言えます。仮に、人間のカラダから筋膜以外のもの全て取り除いてしまっても、そこに残るのはその人の形(体型)そのものの筋膜なのです。

カラダ全体や筋肉を覆う薄~い膜ですね。イメージ的には、買ってきた鶏肉…モモ肉としましょうか。そのモモ肉を切るときに表面イン薄~い膜のようなものがありますよね?え?気付かなかったですか?では、今度買われましたら観察してみてください。そっとつまめると思います。

筋膜リリースとは

カラダのどこかに痛みを発症するしくみは、そこを走っている神経が、なんらかの原因で圧迫され、それを痛みとして脳に伝達することです。

長時間、前傾姿勢での仕事をしている、脚を組んでイスに座っている、鞄を片方の肩ばかりにかけているなどの生活習慣は、簡単に筋膜のゆがみを生じさせます。

筋膜のゆがみが生じると、筋膜に包まれている筋肉に圧迫がかかります。そして、筋肉はその姿勢が長く続けば続くほど、硬く凝り固まって行きます。硬くなった筋肉が神経を圧迫し、肩こり、腰痛、肋間神経痛など、痛み発症ということになります。

ですので、大元の生活習慣を正すことも大切ですが、ねじれた筋膜を取って(リリースして)痛みの改善をはかること。それが、筋膜リリースというストレッチなのです。

筋膜リリース・テーブルを使ったL字リリース

長めのテーブルを使います。

①テーブルに手をつきます。

②カラダを股関節で折るようにして、テーブルについた手をそのままずずーっと前に伸ばし、上半身をテーブルにつけるように伸ばします。
※この時のポイントは、カラダを90度に折ることです。 カラダを前に伸ばし過ぎてもいけません。
※90度に折る点がL字リリースと呼ばれる理由です。立てラインが腰から脚、横ラインが、位置は違いますが、上体と手、ということになります。

③そのまま30秒間キープ。

L字ストレッチ

◎1日3回を目安に、慣れてきたら伸ばす時間を長くするとより効果がでるそうです。

(※、筋膜研究の第一人者の首都大学東京教授、竹井仁先生の筋膜リリースから)

筋膜リリース・テーブルを使ったS字リリース

これもL字と同様、その形のポーズになるということですね。

①後頭部に右手を充てます。

②腰の後ろに左手を充てます。

③右足を少し前に出します。

④その姿勢のまま、カラダを左へ(真横な感じで)曲げます。

⑤その状態で20秒間キープします。

⑥そのままで、肩に鼻をつける感覚で再度20秒間キープします。

◎1回1分を目安に1日3回行うと良いそうです。

事実、すごくのばしてるという感覚が気持ちがいいです。
※実際のポーズは、下の実践者様の写真をご参考ください。

筋膜リリース、実践者様の声

感想をくださったのは、実際に施術店で働いてらっしゃる施術師さんです。

右肩関節の深部肩こりが気になって、やってみようと思われたそうですが、感想に、「「スゥ~!」と血液やリンパなど、体液の循環が良くなっていることが体感出来ました」という点から、こちらでもご紹介しようと思いました。

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HさんHさん

筋膜に対する理解はある程度は知識レベルではあったのですが、その実際の使い方についてはあまり経験が乏しい状態でした。

この記事を読んで「へぇ~・・どれどれ・・。」と試しに実践したみた所、長年固まり切った右肩関節の深部が伸ばされている感があり、「お!これはいいぞ!!」という手応えが感じられました。

そして20秒ずっと伸ばした結果、「スゥ~!」と血液やリンパなど、体液の循環が良くなっていることが体感出来ました。

筋肉の可動域も良くなり、これはかなり慢性化された肩に有効なケアの一つであることが体感出来ました。

自分自身も継続しつつ、このケアが必要そうなお客様には随時シェアしていこうと思っています。

良いものを見つけました。感謝です。

 

原因のわからない肋間神経痛の痛み軽減に、あなたも一度試してみませんか?

でも、くれぐれもムリのないようにしてくださいね。万が一、痛みが酷くなったりした場合には、中止して病院で診てもらってください。

 

▼下の本は電子版ですので、筋膜リリースのやり方がスマホで見られます!

※こちら↓↓↓の治療法も参考にしてみてください。

肋間神経痛の治療のツボでの治療方法